霧島の日記(完結)

書く理由がなくなったので完結しました

2017.2.22

水曜日。

 

前日、タロットのことを読んだり、自分の関心事について占ったりしていたらずいぶん遅くなって、寝たのは2時半くらいだった。なので、今日はどうしようもない疲労感と虚脱感と共にあった。神経痛がひどい。

 

僕が沈痛な休日を過ごしている間、楽しげな旅行に行っていた人もあれば、交際相手と順調に段階を進めている人もあったことを知った。だが、人は人。僕は僕の人生と段階を進むのである。

 

久しぶりにロトくじを買った。くじは夢を買うものだというけど、僕の場合、現状に対する反抗心、破壊的欲求も含む。くじを買うということは、わずかばかりでも何かすごいことが起きる可能性を手の内に潜めることであり、現状に甘んじたくない気持ちを率直に表すことのできる数少ない行為の一つである。

財布の中に残っていた未精算のくじを買ったのはちょうど去年の今頃だった。10枚継続購入だったので、1枚は期限切れで、残りの9枚はまだ有効だった。一応売り場で機械に通してもらったが、全て外れだった。今まで当てた最高額は千円。それが2回くらい。しかし、過去の結果とこれから起こることは必ずしも同じではない。買わなければ当たらない。それがくじの鉄則である。

 

あるライブの予約をした。ペペ・トルメント・アスカラールという、ラテンや現代音楽をベースとした、空想的なラウンジオーケストラのライブである。官能、猥雑、そして耽美をこれでもかと詰め込んだ唯一無二のオルケスタであり、思いを寄せる異性と一緒に聴くべき音楽であるが、僕の状況を鑑みれば、おそらくそれは叶わない。両手いっぱいの悲しみと共に一人分の席の予約を済ませた。

 

この恋の行方について占った。タロット占いは単なる神秘主義でしかないだろうか。しかし、10枚のカードは僕の置かれた状況と、これから向かう方向、そして助言や忠告を示し、それが決して的外れでないことを感じた。単純な楽観、悲観に留まらない、箴言的で厳しさと優しさを含んだ結果となった。もうしばらく耐えてみよう。