霧島の日記(完結)

書く理由がなくなったので完結しました

2017.2.23

木曜日。

 

労働。退屈。睡眠不足。眠気。疲労。神経痛。

あれ、悲しみが。

 

演奏会のためのリハーサル。回を重ねているからか、少しずつ内容がよくなっている。相方のスキルがわずかばかり向上していて、やりがいを感じる。楽器の演奏力には、継続的な反復運動で向上する部分と、直感や閃きによって向上する部分があるが、彼にはその両方が生じているように感じられた。

リハの後には夕食。相方には僕の身の上の相談とタロットの話を聞いてもらった。彼は占いを真に受けるタイプではないようだが、タロットがどういうものかくらいは知っていても損はないと思う。

 

帰りには元野村證券の人の告発、みたいな本を買った。倫理観や自然な人間的感覚のぶち壊れたクレイジーな世界について書かれている、というような評判を目にして、興味を持ったからだ。不動産にしろ金融にしろ、巨大な金の動くところでは、金の動きがエネルギーとなって人の生き死にを左右するらしい。そんなところでも、人間は人間だ。僕は人間見たさに本を読んでみることにした。