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霧島の日記(完結)

書く理由がなくなったので完結しました

2017.3.1

水曜日。3月。暖かくなり始めている気がするが、それはそれでしんどい。

 

単調なデスクワーク。目は疲れるし、座りっぱなしなので健康リスクを感じる。

午後は休み。帰って寝たら、妙にはっきりした夢を見た。しかし、あまり疲れは取れない。

 

量子力学の本の続きを読んだ。量子力学を応用することで、計算機の高速化、暗号通信の改良などができるらしい。だんだん理解が追い付かなくなってきた。数式も使われない、極めて平易な入門書であるけど、わかったようなわからないような、そういう感じ。

 

ニコニコ動画のブロマガにビュロ―菊地チャンネルというものがある。音楽家の菊地成孔さんが運営する有料チャンネルだ。僕はそこに投稿されるコンテンツを見たり見なかったりするのだけど、今日は彼のバンドの一つであるペペ・トルメント・アスカラールの大阪公演の記録動画を観た。来週には東京青山でも演奏される。

ペペを初めて観た時の衝撃は、今までの音楽生活の中でも相当なものだった。聴きたいと思っていた音楽がそこにあった感じだ。ぼんやりと探し求めていたけど、辿り着けずにいた音楽に出会った。まさに邂逅。

人や作品との出会いは不思議なもので、必要な時に必要なものと出会ったり、あるいは全く出会えなかったりする。ただ大事なのは、何かを必要とする気持ちと、それに巡り合えるように祈りを捧げることだ。出会いは偶然かもしれないが、でたらめではない。

ペペは是非とも意中の女性と観に行きたかった。ペペを観るとき、一人であったり、あるいは誰かと一緒だったり、いつもいろいろだが、誰と一緒であるかで感想が変わる。一番素晴らしいのは、やはり好きな人と二人で観る時だ。同性のごりごりの音楽ファンと観るのも結構だけど、僕の中ではこれはそういうバンドではない。

 

学生時代は音楽仲間とライブを観に行くことが多かったけど、社会人になってからは一人で出かけることが多くなった。気の合う友人が減ったというのもあるし、下手な人と一緒に行くより一人の方が楽しめるというのもある。しばらくは自分の思うままに遊んで回って楽しんでいたけど、だんだん孤独な気分も増してきた。誰でもいいわけではないけど、誰かと同じものを楽しみたいという気持ちだ。

今、返事を待っている女性は、まさに僕が探していた人で、行動力があり、アート感覚も持ち合わせている。音楽を聴いたり、映画を観たりして、一緒に楽しめる人だ。そういう人以外には、正直に言って興味が持てない。付き合ったとしても、譲歩が続いてぎこちなくなってしまう。一人でいるように自由で、大勢でいるように楽しい人。自分にとってそう思える人が、いったいどれだけいるだろう。