霧島の日記(完結)

書く理由がなくなったので完結しました

2017.3.8

水曜日。

 

労働。

職場では、やれ誰が結婚するだのといった話題で周囲が浮ついていたが、関心がなかったので全く触れずにいた。他人は他人。必要とあらば挨拶くらいはするけど、噂話はどうでもいい。他人の結婚も離婚も不倫も、どれも僕には関係がない。

そういう話題が出る時、いつもそこには軽薄な好奇心ばかりがうろついていて、他人の繊細な感情だとか機微だとか、そういったものがまるで無視され、ないがしろにされている雰囲気を見て、失望しそうになる。職場の人間は信頼すべきものではない。

 

帰宅途中、コンビニに寄り道。久しぶりにじゃがりこを食べたが、相変わらず美味かった。塩の強み。あと、いろはすの炭酸ぶどう味は取り立てて言うべきことがない。いろはすは炭酸ではあまり健闘していないイメージ。アロエ味はよい。トマト味はなかったことにされている。

 

楽器の練習。楽器の上手い下手は、技巧的な問題もあるけど、僕が思うには、演奏したいと思ったことを演奏しきれているかどうかが問題だ。タイミング、ニュアンス、ダイナミクス。そういう音楽上の要素を細部までイメージし、思ったままに音に変えられるかどうか。それが技巧を伴うものであれば、当然技巧を磨かなければならない。しかし、技巧は表面上の問題に過ぎない。大事なのは、思った通りに伝えられるかどうかだ。それでも、聴き手には好き嫌いがあり、それが壁になることもあるから、上手くいかなくてもあまり考えすぎない方がいいかもしれない。

 

ペルソナ5をプレイ。2週目はさくさく攻略できるかと思っていたけど、案外時間がかかる。

仕事終わりの余暇の過ごし方を考えるのは、重要な時間的資源をいかに活用すべきかという難問である。今日は果たしてこの過ごし方でよかったのだろうか。そうやって一日を振り返ると、なかなか厳しいものがある。時間に限りはあるが(命に限りがあるというのと同じこと)、いかにして生きるべきかということに対しては、簡単には答えが出せない。