霧島の日記(完結)

書く理由がなくなったので完結しました

2017.3.11

土曜日。晴れ。

 

演奏会。朝から支度をして、機材の準備や音響の確認。

相方はまだ経験が浅めなので、リハではそれなりでも、本番でアガる、イキる、トチるといったことがままあるけど、今日は落ち着いて演奏できた方。その代わり、客席の反応もあまり熱い感じではなかったので、今日はあまり受けてないのかなと思った。が、後で話を聞いた感じでは、しみじみと楽しんでもらえていたようなので、よしとする。客の反応がつかめない時というのは、なかなかしんどいものがある。自分の演奏を信じてはいるけど、それも絶対ではないし。

 

意中の人と行き合い、久しぶりに話をした。返事を待っていたこの一か月、どんなことを思い、考え、どんな風に過ごしてきたか、話を聞かせてくれた。そして、僕も同じく思いを伝えた。彼女の言葉、表情からは誠実さが伝わってきて、返事を待っている間のつらさ、苦しさも少しは報われたというか、慰められたような気がした。

明日は二人で会って、話をすることになった。まだ手放しに喜べる状況ではないけど、意義ある前進ができたと思う。とりあえず、待つだけの状況から解き放たれた。心境はまだ複雑だけど、事態は好転していると思う。

 

今日はいろんな人と交流をして、楽しくもあったけど、社交エネルギーを大量に消費したので、疲れた。音楽のことを真面目に話す場面もあったので、真剣に考えながら話したけど、話しながらだんだん手がしびれてきたのだった。頭は使うし、話していてちょっと酸欠気味になったので、そのせいだと思う。今もちょっとしびれているし、完全に疲労が原因である。嬉し悲し。