霧島の日記(完結)

書く理由がなくなったので完結しました

2017.3.24

金曜日。

 

労働。完璧主義、神経質なスカム上司に振り回されて、マザファカ的一日を過ごした。あれはもう完全に狂人にして病人である。こちらに全く非がないとはいわないが、誰かに少しでも非があれば勇み猛るのが完璧主義である。

だが、年度末で配置換えになるので、もうそんな上司ともおさらばである。次の職場が優良である保証はないが、清々する。

 

買い物をして帰る。週末の食材。ペスカトーレをやるつもりで。トマトソースから自作する。料理スキルの向上のために。

 

ブラックホールについての本を読んだ。入門向けというか平易な本だと思っていたのに、だんだんわけのわからないグラフなどが出てくるようになって、もう理解が追い付かない。

 

曲の採譜。バンドネオンのソロを落としているが、揺れやずれの効いた優雅で官能的なニュアンスとリズムで、美しいがとても採譜しにくい。リズムセクションのパルスに対してつかず離れずの曖昧なタイム感。こういうところに音楽的魔術が込められているが、採譜の困難さは大変なものである。まだ器楽だからましな方だけど、歌やラップになると、採譜は諦めて、耳で覚えてしまった方が早いくらいこともある。

五線譜というシステムは、それに適合しやすい音楽に向いたシステムであって、より肉体的でより非整数的な音楽とは相容れないところがある。マイクロ秒単位のわずかなタイムコントロールが音の感情を左右する。そういった要素を表現するのに五線譜は適していない。では、どうすればいいかというと、もはやMIDIに頼るしかない。しかし、これも大変面倒な代物である。あまりこだわりすぎない方がいい。

 

ジャズ漫画のブルージャイアントの最新刊を読んだ。親しみのある光景が出てくるので、無理なく読める。音楽は音を通じた心のやり取りなのだということを改めて感じさせてくれる良作だと思う。

 

あの人をデートに誘ったが、都合により断られる。無念。今月は全然空いていないというのは本当なのだろう。次に会えるのを楽しみに待つことにする。試練だなあ。