霧島の日記(完結)

書く理由がなくなったので完結しました

2017.3.9

木曜日。

 

労働。悲しみがマネーに変換される驚異的なシステム。

 

帰りに何か間食して帰るのが幸せだけど、不健康な幸せだ。快楽をもたらすものは不健康なものが多い。身体に悪いものは楽しいのだ。しかし、ならばなぜ労働は楽しくないのか。早くも壁にぶち当たってしまった。

 

タロットスプレッドの順列組み合せについて考えていた。タロットデッキは78枚から成る。カードの上下の向き(正位置と逆位置)についても考慮に入れるので、組み合わせは驚くほど多い。例えば、1枚だけ引くとすれば、78(枚)*2(正逆)の156通り。2枚なら78*2*77*2の24024通り。引く枚数が増えるごとに組み合わせは乗数的に多くなる。だから、スプレッドの一回一回は一期一会のような、とてつもないカオスの中からもたらされるギフトである。同じ結果と二度も巡り合うことはないだろう。これは神秘的であるが、だから信用に値しないということではないと思う。

 

相対性理論の平易な入門書を読んだ。タロットきっかけで量子力学について読んだばかりだが(レイチェル・ポラックという有名なタロティストは物理学にも関心を寄せ、科学と神秘主義、あるいはオカルトとの比較論のようなものを披露している)、もともと相対性理論にも興味はあったし、ブラックホールのような天文学的現象についても関心がある。これらの研究は、人間の感覚的生活を遥かに超えた非常識さに満ちていて、常識や固定観念を破壊する刺激を与えてくれる。

 

久しぶりに筋トレ。最近はさぼり気味。しかし、デスクワーク主体で運動不足、体型も崩れてみっともないので、絞りたい意欲が高騰中。ベンチとウェイトを併用。腹筋、背筋、腕、脚を鍛える。上半身の鍛錬はデスクワークに耐える筋力(座位を維持するにも筋肉は必要)を増強し、下半身の鍛錬はデスクワークがもたらす循環器リスクの低下を望める。本当は有酸素運動と併用した方がいいし、こだわるなら回復期の計算もした方がいいけど、あまり凝ると面倒になってまたさぼってしまうので、適当がいい。それより、睡眠習慣を改善した方が遥かに健康向上を望めると思うけど。

 

明日も働かなければならないとは、なんて刑罰だ。労働の刑に処されている。